面接で過去に聞かれた質問まとめてみた! 社会人経験・救急救命士編

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消防官を受験される方は、新卒の高校生や大学生以外にも、いろいろなバックグラウンドを持った受験生がいるのではないでしょうか?

 

採用側としても、新卒だけでなく様々な社会経験をした人材を幅広く募集していると思います。私の消防学校のクラスでも社会人経験をされていた方や、救急救命士の資格を採用前に大学などですでに取得されている方々がたくさんいました。そういった経験のある方は、消防学校のクラスで「場長」や「副場長」といわれる、学級委員みたいな立場に就くケースが多く、同じクラスの同期たちに慕われる存在となります。かんたんに言うとお兄さん、お姉さん的な存在です。

 

以上のようなことから、新卒ではないから面接や採用で不利になるということは絶対にないです。自身を持って受験していただいて大丈夫です。

消防の面接で問われる質問は何か? 社会人経験・救急救命士編

「あなたの経験(職歴)を、消防にどのように活かせますか?」
→まずは前の会社で何をしていたのかを簡単に説明し、それを消防業務のどんなことに活かせるかを具体的に示すことで説得力が増します。面接官が、この人を採用することでこんなメリットがあるなとイメージ出来るような回答が望ましいです。前の会社のことを説明する際は、絶対に悪口や不満をいわないように注意してください、面接官への印象が悪くなります。また、社会経験があるので同期や同僚を引っ張っていけるようなリーダーシップもアピール出来るとさらに良いのではないでしょうか。

 

 

「あなたの経験はあまり消防とは関係ないですよね?」
→この質問を受けた人は、上記の人とは別の人でしたが圧迫面接だったようですね。しかし、聞いている内容は同じだと思います。いままで経験してきた仕事が公務員とまったく関係のない仕事であったり、、直接消防の業務と結びつかなくても、仕事への向き合い方や問題解決プロセスなど、消防官となったあとに活かせる部分や経験をアピールできるといいと思います。

 

 

「前の会社を辞めた理由は?」
→正直に話せる内容であれば、そのまま言った方が説得力のある違和感のない回答になりますが、中には正直に言えない人もいますよね。そういった場合は、多少の付け加えは必要かもしれませんね、合格するためにはすべてまじめに答えてたら受かるものも受かりません。ただし、完全に嘘を言ってしまうと募集要項にも書いてあるとおり、虚偽の申告などを行うと採用後に採用取り消しとなることもあります。特に注意してほしいのは、次の質問です。

 

 

「チームワークを乱す仲間にどのように接するか」
→協調性やリーダーシップ、問題解決能力を問う質問です。いままで自分が経験した問題などの例を挙げて、それを解決する手段を具体的に述べるようにしましょう。この質問のバリエーションとして、乱す仲間が上司だったり先輩の場合はどうするか?などもあるようです。

 

 

「交通違反や犯罪歴はありますか?」
→この質問は、必ず正直に答えてください。消防採用後に発覚した場合は、採用取り消しになったり処分が下される可能性が高いです。脅しで書いてるのではなく事実です。消防学校入校後にも同じ質問をされます。面接ではこの質問は必ずされるわけではなく、される人とされない人がいます。軽微な交通違反などであれば、面接結果にはほとんど関係ないと思います、交通違反を過去に犯してしまった人も採用されていますので安心してください。

 

 

「現場で救急隊長(救急救命士ではない)とあなた(救急救命士)の意見が分かれたらどうしますか?」
→基本的には、指示に従わないとNGです。プロトコールや活動基準に合致しているのであれば、命令に逆らうのは絶対にNGです。隊長の指示が法律の範囲内であれば、現場では素直に従い、帰署後(消防署に戻ってから)にディスカッションなどが正しい行動だと思います。救急救命士の資格を持っている以上、何も考えずに指示に従うだけというのもあまり良いとは言えません。

 

 

「救急救命士の処置拡大について、あなたの意見を聞かせてください?」
→普段から問題意識を持っているか?救急救命士として救急医療に関心を持っているか?を問われる質問です。大学や専門学校でもこういった課題をディスカッションしたのではないでしょうか?面接で明確に答えられるように、普段から考えしっかりと自分の意見を述べられるようにしておきましょう。

 

 

「なぜ救急救命士になったんですか?」
→家族が急病になった時に救急隊を見てなりたいと思ったとか、社会に役立つ仕事に就きたかった、などのよくありがちな理由だけでなく。数ある医療職種の中でなぜ救急救命士を目指したのかを答えると良いと思います。