消防官採用試験試験の倍率は？

こんにちは、ありあです。
みなさんは消防士採用試験の倍率をご存知ですか？

 

試験の倍率ですが、ここ数年間の東京消防庁の倍率をみてみると、大体１４〜２０倍（全区分でみたとき）の間を行き来しています。採用区分ごとの詳しい数字は後述します。
２０倍って結構すごいですよね？よく２０人に１人とか書かれているサイトとかもありますが、これ間違ってますよね？？正確に書くと、受験生が20,000人だとすると上位1/20なので、20,000人いるなかで上位1,000人に入らないといけないことになります。1,000人と書くと多いように感じますが、実際は区分ごとに100〜300人くらいに分かれているので、各試験で数千人受ける中から上位300人までに入らないといけない難関な試験となっています。

 

専門系は例年ですと10倍までいかないくらいで、他の区分は�U類、�T類２回目、�V類、�T類１回目の順番で倍率が高くなっています。大卒の受験生は、�T類と�U類を受けることが出来るので、�U類の試験が倍率的にも最も難しいい試験となっていて合格には高得点が必要となってきます。

 

それでは各試験区分ごとの倍率の推移をみていきましょう。

東京消防庁
�T類１回目採用試験の合格倍率の推移

 

東京消防庁が実施する試験の中でも最初の試験ということと、全国の消防官採用試験の中でも早い時期に行われるため全国から多くの受験生が受験します。
警察や他の公務員に就職しようと考えている受験生も練習を兼ねて受けている人もいます。こういった人は受験生の中でも意識高めでしっかり勉強している人たちなので、これも難易度を上げる要因となっていると思います。倍率は毎年安定して10〜20倍程度です。

 

 

H.30　11.2倍
受験者数：4,572人　最終合格者数：407人

 

H.29　17.5倍
受験者数：4,890人　最終合格者数：279人

 

H.28　13.3倍
受験者数：4,837人　最終合格者数：365人

 

H.27　12.0倍
受験者数：5,085人　最終合格者数：424人

 

H.26　15.1倍
受験者数：5,892人　最終合格者数：390人

 

H.25　17.7倍
受験者数：7,015人　最終合格者数：396人

 

 

 

東京消防庁
�T類２回目採用試験の合格倍率の推移

 

�T類２回目の試験は、�T類１回目の試験で上位の高得点の受験生が合格して抜けているため�T類１回目や�U類よりも難易度は低めだと思います。ただし採用人数が１回目より極端に少ないので、敬遠する人も多いけどけっこう狙い目なので募集人数が少ないからとあきらめないでぜひ受してみることをおすすめします。あとは、警視庁�T類の結果が出た後なのでこちらの上位の受験生も抜けているます、消防と警察の高得点組が抜けているというところがポイントですね。

 

 

H.30　25.4倍
受験者数：1,471人　最終合格者数：58人

 

H.29　21.4倍
受験者数：2,246人　最終合格者数：105人

 

H.28　25.1倍
受験者数：2,691人　最終合格者数：107人

 

H.27　12.4倍
受験者数：2,889人　最終合格者数：233人

 

H.26　15.1倍
受験者数：3,302人　最終合格者数：219人

 

H.25　20.2倍
受験者数：4,032人　最終合格者数：200人

東京消防庁
�U類採用試験の合格倍率の推移

 

�U類採用試験は、大卒および短大卒者（程度）が受験することが可能です。�T類との重複受験が可能なので毎年倍率が高い傾向にあります。
大卒と短大卒の人が受験するので高得点を争う形になりやすいです、募集人数も少ないのでわたし的には一番難易度が高いと思います。
�U類消防官採用試験の倍率は平均で25.9倍です。平成29年度までは30倍を超えていましたが、平成30年度は13.0倍まで低下しています。

 

 

H.30　13.0倍
受験者数：2,315人　最終合格者数：121人

 

H.29　32.1倍
受験者数：1,669人　最終合格者数：52人

 

H.28　39.0倍
受験者数：3,860人　最終合格者数：99人

 

H.27　27.2倍
受験者数：4,386人　最終合格者数：161人

 

H.26　21.7倍
受験者数：3,363人　最終合格者数：155人

 

H.25　22.4倍
受験者数：3,053人　最終合格者数：136人

東京消防庁
�V類採用試験の合格倍率の推移

 

�V類採用試験は、高卒者（程度）を対象とした試験で大卒者などは受験できません。こちらも全国から受験生が集まります。受験者数は6,000人後半〜7,000人超くらい。受験者数も多いですが毎年、募集人員も多めなので倍率は比較的（東消の試験の中では。）押さえられています。
�V類消防官採用試験の倍率は平均で17.1倍で、例年ほぼ横ばいで安定しています。

 

 

 

H.30　14.7倍
受験者数：6,500人　最終合格者数：368人

 

H.29　20.0倍
受験者数：6,912人　最終合格者数：346人

 

H.28　18.5倍
受験者数：6,829人　最終合格者数：370人

 

H.27　14.4倍
受験者数：7,148人　最終合格者数：496人

 

H.26　17.8倍
受験者数：7,207人　最終合格者数：406人

 

H.25　17.4倍
受験者数：6,362人　最終合格者数：366人