東京消防庁の過去問題を分析してみた2
スポンサードリンク過去問分析(後半) 問題No.21〜45
参考までに、平成29年度の第1回T類採用試験の出題分野です。
※問題No.は年度によって出題構成が異なるので目安です。
問題23 社会科学(法律、国務請求権)
問題24 社会科学(法律、裁判官について)
問題25 社会科学(政治、国連PKO)
問題26 社会科学(経済、金融市場)
問題27 社会科学(政治、わが国の政治)
問題28 社会科学(政治、外交)
問題29 社会科学(世界史、WW2)
問題30 社会科学(日本史、前九年・後三年の役)
問題31 社会科学(地理、災害)
問題32 国語(四字熟語)
問題33 自然科学(数学、因数分解)
問題34 自然科学(数学、2次関数
問題35 自然科学(数学、確率)
問題36 自然科学(数学、余剰)
問題37 自然科学(数学、数列)
問題38 自然科学(物理、等加速度運動)
問題39 自然科学(物理、電気)
問題40 自然科学(物理、熱力学)
問題41 自然科学(化学、無機化合物)
問題42 自然科学(化学、化学反応式)
問題43 自然科学(化学、周期表)
問題44 自然科学(生物、ホルモン)
問題45 自然科学(生物、塩分調節)
こまかく見ていきましょう。
問題 No.21〜30
社会科の問題です。法律、政治、経済、社会、歴史、地理の問題で年によって出題数が変化します。ただし、法律の問題は毎年2題は出題される可能性が高いです。歴史は日本史と世界史が各1問づつ。なので、日本史、世界史を真剣に勉強するのはコストパフォーマンスが悪いです。基本的には、法律2問、政治2問、経済1問、社会2問、日本史1問、世界史1問の構成で年度によって変わります、最近は資料解釈の問題が増えた分1問少なくなる傾向あり。
問題 No.31
国語の問題。こちらは前半の文章読解ではなく、四字熟語や慣用句などの問題。心配なら問題集1冊やるといいかもしれませんが、わたしはけっこう難しいイメージ。勉強のコスパは悪いかもしれません、代表的な四字熟語を大まかに理解しておく程度でいいかも。
問題 No.32〜36
数学の問題が5問。前半の数的処理の数学の問題よりも少し難易度高めです、数的処理と範囲が被る部分も多いです。数学T・A〜V・Cまで範囲は広め、数列やらベクトル、微分なども出題されます。数学が得意でない人は、数列や三角関数、確率などの数学T・Aの範囲だけに絞った方がいいかもしれません。試験時間もかつかつだと思うので、微積まではさすがにという方は捨ててもいいかもしれませんね。5問と結構問題数が多いので数学が嫌いな人も全部捨てるのは厳しいです。
問題 No.37〜39
物理の問題。物理の問題は基本的な問題がほとんどで、センター試験より難易度低めです。運動方程式、等加速度直線運動、浮力、電気などの出題が過去にありました。運動系の問題は出題頻度が多い印象ですが、ものすごく突出して出題頻度が高い分野もこれといってありません。とにかく基本問題が多いので得点源になります。
問題 No.40〜42
化学の問題。こちらも物理と同じでセンター試験よりも難易度は低めです。超基本問題なので物理に比べて瞬殺できる問題が多いです。ウソだと思う人は、過去問見てみてください。物質の性質に関する問題がよく出題されています。これも得点源になります。
問題 No.43〜45
生物の問題。生物の分野の中でも、人体に関する出題が高いです、たまに植物関連の問題も出題されますがほとんどがヒトに関する問題です。基本的な問題がほとんどですが、比較的難しい問題では、ホルモンなどの内分泌系の問題やタンパク質の構造を問う問題などがあります。近年は資料解釈の問題が増加した影響で2問のみ出題の年度もありました。
過去問を自分で分析してみましょう
以上のように、東京消防庁の過去問について私なりの分析を書いてみましたが、やはり自分自身の目で確認してみるのが一番だと思います。
近年では、資料解釈などの出題数が変更になったりと若干の変化が見受けられます。
東京消防庁の過去問は、募集要項で数問程度ですが公表されています。また全部の過去問を見たいという方は、過去問題集が販売されていますので、Amazonや楽天などの通販、書店で購入することが出来ますので、ぜひ購入を検討してみてください。過去問題集は6回分収載されていて、判断推理や数的処理などの解説も図を用いてわかりやすく記載されています。必ず試験勉強に役立つと思います。